天皇杯は浦和が勝ち取り、W杯『記憶に残るゲーム』は日本vsベルギー戦が勝ち取り…。プロ選手の底力を見た!
日本のサッカー。
国内外で、見え方は変わるのだろうか。
今日はサッカーについて、ふたつの大きなニュースがあった。
「日本×ベルギー」の死闘、W杯公式で断トツの支持率69% 海外ファン感動「泣いた」
ワールドカップ(W杯)イヤーの2018年も間もなく幕を閉じる。ロシアW杯決勝トーナメント1回戦のベルギー戦(2-3)での逆転負けは日本にとって悔しい結果となったが、強豪相手に激闘を演じた戦いぶりは世界中の人々に強烈なインパクトを残した。
W杯公式ツイッターは決戦の地ロストフで行われた5試合のうち、4試合を対象に“記憶に残るゲーム”のユーザー投票を実施。
日本対ベルギー戦が支持率69%で断トツの1位となり、「衝撃の名勝負」「日本のために泣いた」と改めて感動の声が上がった。
ベルギーとの8強進出を懸けた試合は、一進一退の攻防で0-0のまま前半を折り返すと、後半一気にゲームが動き出した。
3分、自陣でボールを奪ったMF乾貴士がMF柴崎岳につなぎ、右サイドを駆け上がったMF原口元気にスルーパス。
原口は追いすがる相手DFを背後に感じながら、シュートフェイクを入れて右足を振り抜き、ファーサイドに自身W杯初得点となる先制ゴールを突き刺した。
さらに、日本は後半7分、ゴール正面でセカンドボールを拾ったMF香川真司がタメを作ると乾にパス。フリーの乾は狙いすました右足ミドルをゴール右隅に突き刺し、一気にリードを2点に広げた。
(引用元 https://www.football-zone.net/archives/152948)
なんだかものすごい時間稼ぎをして、ものすごく評価を落とした試合もあったような気がするが、時間の流れによるものか、海外では珍しくもないプレーなのか…。
いずれにしても、試合単体での評価は、このベルギー戦が最高なのは事実であったようだ。
天皇杯の結果
格闘技にも例えられるサッカー。
決勝戦に辿り着く頃には、ボロボロになっている選手がいるのも頷ける。
だが、全員に次回のワールドカップ日本代表に選ばれる可能性があるのだと思うと、退く勇気も必要……な気がするのだが、そこで『征く』人達が優勝した。
「ピッチに立つからには…」準決勝で負傷の3人が強行先発、“満身創痍”の浦和が粘り勝ち
[12.9 天皇杯決勝 浦和1-0仙台 埼玉]
“満身創痍”の逆境も跳ね返した。
浦和レッズは5日の準決勝・鹿島戦(○1-0)で負傷交代したFW武藤雄樹、FW興梠慎三、MF青木拓矢の3人が中3日でそろって強行先発。
オズワルド・オリヴェイラ監督が
「興梠、武藤、青木は制限された条件の中で戦ってくれた。制限されている中で高い水準のプレーと規律を見せてくれた」
と話したように、状態が万全でない中、武藤は後半39分まで、興梠は後半アディショナルタイムまでプレーし、青木はフル出場した。
「ピッチに立つからにはしっかりプレーしようと思っていた」
という武藤だが、
「昨日の練習もできなかったし、この段階でも痛い」
と、試合前日も別調整だった。
痛みを押しての覚悟のプレー。
「ドクターやトレーナーが僕のために力を尽くしてくれて、ピッチに立たせてくれたことに感謝している」
と試合後は安堵の表情だった。
前半13分にセットプレーの流れから先制したが、その後は仙台にボールを持たれる展開。
90分間でシュート数は7本対16本と押し込まれたが、指揮官は
「制限されている中でのプレーだったので、守備的な流れになるのは予想していた」
と、想定内だった。
「だからこそチームの規律を称えたい。指示をしっかり守ってくれた。それぞれが犠牲心を持って最後まで戦ってくれた」
と選手をねぎらった。
DF槙野智章も
「ケガを抱えている選手とも話したけど、最後の1試合だし、立てないくらいになるまでやりたいというのは感じた。
メディカル(スタッフ)も試合まで付きっ切りで治療していた。怖かったと思うけど、使命感もあったと思う」
と、ケガを感じさせないプレーを見せたチームメイトを称えた。
11年に流通経済大から仙台に入団し、15年から浦和でプレーする武藤にとっては古巣相手の決勝戦でもあった。
「(仙台は)自分をプロにしてくれて、育ててくれた大事なクラブ。複雑な気持ちもあるけど、仙台とこういう舞台で素晴らしいゲームができたのは良かった」
と感慨深げに話した。
(引用元 https://web.gekisaka.jp/news/detail/?261098-261098-fl)
私自身が今、左足の膝を骨折、靭帯も損傷している為、怪我を押す怖さが想像できてしまい、怖い。
スポーツ選手でもなんでもない私でさえ、歩けなくなったらどうしよう、もう走れないのかな…なんて思うのだから、プロのサッカー選手はそれ以上の恐れを抱き、克服しているのだ。
勇気と無謀の境目での戦い。
国内でそれを見られるのなら、彼らが海外に出たら…と、不謹慎にも考えてしまう。
まずは、存分に優勝を祝った後、ゆっくりと疲れを抜き、怪我を癒して欲しい。