テレビ東京が謝罪? 名画に紛れ込んだゲームキャラとは…w
(画像はWikipediaより)
池上さん、忙しくて、番組資料までチェックできなかったのか。
ヒジョーにテレ東らしいミスで、なごんだ事案である……w
コラ画を使っちゃったテレ東
テレビ番組「池上彰の現代史を歩く」(テレビ東京系)の公式サイトが2018年10月23日、21日の番組で取り上げた絵画「民衆を導く自由の女神」(ウジェーヌ・ドラクロワ)について、加工された映像で、誤って使用したと謝罪した。
この絵画は、フランス7月革命(1830年)をテーマにしたものだが、インターネット上でいわゆる「コラ画像」(コラージュ画像)ではないかとの指摘が相次いでいた。
「今後はこのようなことのないよう、チェックを強化し...」
10月21日の番組は、ジャーナリストの池上彰さんが、パリやマルセイユをめぐる内容。フランス7月革命を話題にする場面で、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」だとする1枚の絵が紹介された。しかし、この絵では右端の部分に、本来の絵には存在しないはずの顔周りを布で覆った人物らしきものが描かれていた。
インターネット上では、この見た目から、ゲームソフト「アサシン・クリード」(映画化もされた)の登場人物で、暗殺教団の一員である「アルタイル」ではないかとの指摘が相次いでいた。これを受けてJ-CASTニュースが22日、テレビ東京の広報部に取材した時点では、「番組内容に関しては、こちらでわかりかねます」との回答にとどまっていた。
番組公式サイトでは、視聴者と関係者に謝罪したうえで、
「今後はこのようなことのないよう、チェックを強化し、番組作りに取り組んでまいります」
としている。
(引用元 https://www.google.co.jp/amp/news.livedoor.com/lite/article_detail_amp/15487854/)
アサシンクリードとは
ゲームキャラが描かれてたら、フツー気づくだろと思ったのだが、そのゲームが『アサシンクリード』だと聞いて、激しく納得した。
絵画や世界史にに興味のないスタッフが画像を用意したのなら、気付かなくても無理はない…かもしれない。
『アサシン クリード』(ASSASSIN'S CREED)は、「ユービーアイソフトモントリオール・スタジオ」が開発し、PlayStation 3・Xbox 360・Windowsで展開されている、「潜入アクションゲーム」である。
プレイヤーはアサシン教団(十字軍時代に活躍した暗殺者集団)の一員「アルタイル」として、人混みに紛れて監視の目をくぐり抜けながら、任務を遂行する。
(厳密には、主人公デズモンド・マイルズが、遺伝子を解析され、祖先の記憶を吸い出すマシン「アニムス」にセットされ、自身の遠い先祖アルタイルの行動を追体験する、という設定)
第三回十字軍が派遣された12世紀末のエルサレム周辺一帯が舞台となる為、その衣装のまま『民衆を導く自由の女神』に潜入しても、違和感がなかったのだと思われる。
さすが、テレ東、やっちまったな!
民衆を導く自由の女神
一方の、本物の絵画の方だが、これは教科書に必ず載っているものなので、タイトルと絵が一致しなくても、
「ああ、あれね」と、見ればわかる類のものだ。
『民衆を導く自由の女神(仏: La Liberté guidant le peuple)』。
ウジェーヌ・ドラクロワによって描かれた絵画で、1830年に起きたフランス7月革命を主題としている。
1874年から今日に至るまで、ルーヴル美術館に収蔵されている。なお、フランス国外に貸し出されたのは、イギリス・アメリカ・日本の3か国のみである。
こちらはこちらで謎多き作品であり、最新の謎としては、2013年2月に、来館者に落書きされてしまう被害に遭った件。
翌日には修復されたが、落書きは「AE911」と書かれており、アメリカ同時多発テロ事件や、その陰謀説などが関わっている可能性が指摘されている。
何かとエピソードの多い作品なだけに、今回のテレ東の件も記録に……、残らない、か……?