ビジネスニュース斬り

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『Apple製品を使い続ける呪い』を、iPhone新モデル発表ニュースで再認識する。一度手にしたら抜けられない…。

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先端いきすぎて不思議なデザイン。

すぐにフリーズする、オタク向けのマシン。

パーツが、ちょっと高い。

それが、  Apple歴20年の私が持つ、変わらないイメージである。

そんなApple社が、延期になっていた最新のiPhoneを、ようやく発表した。

 

Apple製品を『使い続ける呪い』

秋葉原が『アニメ街』ではなく『電気街』だった頃、バイト先のPC店のゴミ箱から拾った、デスクトップ型のMacintosh performer630

でかいトラックボールがついた、PowerBook100

ここまでは、グレーのボディーカラーをしていた。

一体型でスケルトンボディの、初代iMac

ここからデザインがシンプルかつ流線的になり、 Macはデザイナーの必携アイテムに。

デュアルCPUが衝撃だった、四方にハンドルが付いた、未来っぽいフォルムのPower Mac G3

それに繋げる液晶モニターが当時最大で、デザイナーによく売れた。新設計のロジックボード『Yosemite』も、なかなか衝撃だった。

これが私の Apple遍歴で、こんなにオタク向けで、壊れやすくて、一般向けしない操作性のパソコン、ほんと使いにくいと思って、就職してしばらくしてから、Windowsに乗り換えた。

 Macで作ったデータは、Windows上で『Virtual PC』というアプリケーションを使って開き、移行可能なデータは移行させ、移行できなかったものは、『MOディスク』に入れて保管した。今なら考えられないことだ。

 

とにかくMacAppleといえば、使いにくい・すぐ止まる・Windowsとソフトやファイルが共有できない・高いという印象で、トラブルを起こすたびに『パソコン通信』や『インターネット掲示板』を駆使して対処法を調べた末、結局はサポートに電話する…というのを繰り返し、本当にうんざりしていたのだが、それでもなんだかんだ言いながら、4台乗り換え、しかもメモリ増設やらハードディスク交換やらで、かなり勉強させてもらった。

その上でWindowsに乗り換え、以降PCはWindows機を使用しているが、『スマートフォン』というものが世に登場した時、私が選んだのは、

 

iPhone……。

 

まさか、この上でまた、 Macに、Appleに出戻る日が来るとは思わなかった。

どうせまた止まるんだろ、すぐ壊れるんだろ、と思いながら手にしたiPhone

案の定、挙動は不審だし、充電ケーブルは首が弱くてすぐ断線するし、電池はもたないしで、まあ、予想通りだった。

それなのに、「そこがAppleらしいわ」と、許している自分に気づいた時、愕然とした。

私はとっくの昔に、あの、ゴミ捨て場でPerformer630を拾った時から、調教済みだったのだ。Apple的に……。

 

Appleの新モデル

そんなわけで、使い続ける呪いがかけられたApple製品の、新作発表会が行われた。

◾︎iPhone(3モデル展開)

iPhone Xの後継、サイズ違いで2モデル

・XS Plus 6.5インチ(筐体は大体iPhone 8 Plusと同じ)

・XSが5.8インチ(iPhone Xと同じ)

有機ELだが、タッチセンシングのリフレッシュレートが120Hz。わかりやす言えば、操作時のレスポンスがいい。

画面は明るくなり、HDRにも対応、3D Touchも続投。

スピーカーのステレオ性能も向上しており、『電話』というよりも『携帯ゲーム機』として進化した印象だ。

 

→廉価版が1モデル

iPhone XR

液晶はLiquid Retina Display、大きさは6.1インチ、こちらもタッチセンシングは120Hzで駆動。

3D Touchの代わりにHaptic Touch搭載。

カラーバリエーションは6色。

AR機能も大幅に強化。ギズモードによれば、「デモのアプリがスカウターばりの解析力」だったとのことで、これはXSもXRも搭載している、とのこと。

 

Apple Watchも、新しい2サイズで展開。

発売日には、また、行列ができるのだろうか。

その中に、私もまたいるのだろうか。

あの列に並んでいる人達は、ぱっと見は意識高い系でも、中身は調教済みの、Appleの呪いが解けない人かもしれない…。