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パリの治安は区で違う? ノミ大繁殖で閉鎖の警察署は、最も危険な19区!

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 このニュース、新手のテロかと思った…。

 

パリの警察署、ノミの繁殖で閉鎖!

 フランス・パリ北東部の警察署でノミが大量に繁殖して職務が遂行できなくなり、一時的に閉鎖される事態になった。

 ノミが繁殖したのはフランスの19区にある警察署。5日に人員が退避して、入り口前に「通知があるまで閉鎖」の告知が張り出された。

警察組合のツイートによると、同署は数日前からノミの襲来を受けて「耐えがたい職場環境」になっていたといい、「(害虫駆除)会社の介入にもかかわらず、現場の完全な消毒が実行されなかったために問題が続いた。数人の警官が何カ所もノミに刺されて治療を受けた」としている。

 さらに、「一部の害虫は家庭にも持ち込まれたらしく、警官の家族も被害に遭っている」という。地元メディアは、警官数人の子どもがノミに刺されていると伝えた。

 組合幹部がCNNに語ったところでは、ノミは同署で勾留されたり事情聴取を受けた人物から広まったと思われる。1週間前に行われた害虫駆除は、建物全体や車などの徹底した消毒が行われなかったために、ほとんど役に立たなかったという。

 組合が求めている警察署全体の完全な消毒には、最低でも丸2日かかる見通し。

 地元メディアによれば、この警察署では2017年にも、シラミとノミが大繁殖して警官らが避難を強いられる騒ぎが起きていた。

(引用元 https://www.cnn.co.jp/fringe/35136569.html 以下、斜体部分も同様)

 シラミやノミが人に宿るというのは、なかなか不安な衛生観念である。

 パリの治安は、今、どうなのだろう…。 

 

パリの治安マップ

 こちらのサイトに、パリの治安についてが詳しく書かれており、治安マップがあったので確認してみる。

【2017年度版】パリの地区別危険度が一目で分かる治安マップを公開。治安の良い・悪いエリアを知りパリ旅行のホテル選びや旅行プラン作りの参考にしてください。 | 坂男

 パリ在住者の方が作ったもので、パリ政治学院都市政策を学びつつ、観光地だけでなく、貧困地区や高級住宅地区にも足を運び、実地調査を行なったもの。ゼミ内での研究時に扱った統計資料、特にZUS(Zone Urbaine Sensible : 都市内における緊張地区)を元に作った為、情報の精度には自信がある──とのこと。

 他にもいくつか資料を見たが、確かにこの方のサイトが一番信頼できそうなので、ここを基準に考えてみると、今回ノミが大発生した地区は『パリ 北東部 19区』ということになるのだろうか。

 だとすれば危険度は『赤』。

『特別な用事がない限り避けるべきパリ北東部の18区、19区、20区』に含まれ、

『不良集団の島争いが今でも起きている地域で、大通りから外れた路地裏など土地勘がないために彼らのテリトリーに入ってしまう可能性もあるので初めての観光にはおすすめしません。』

『個人的な経験だと、18区ではエオル公園で公園の景色を撮っている時に絡まれたり唾を吐かれたり、19区では公道を占拠する暴走族に会ったり、20区ではベルヴィル公園出口付近にたまる不良集団と遭遇したりと、どの区でも何かしらのヒヤッとする経験をしています。』

とある。

 そういう人達が警察署に連行され、ノミを置いて帰り……ということになるのだろうか。

 

パリの安全な所は?

 魅力的な観光地が多いパリだが、残念ながら、名所付近は観光客狙いのならず者が多く、注意が必要とのこと。

 物乞いならまだマシで、子供のスリや、アンケートや宗教勧誘に見せかけたスリも多いので要注意。

 逆に、観光客よりも地元の人達が過ごすような、リュクサンブール公園、モンソー公園、モンスリ公園などは治安がいい。

 華々しさよりもゆったりと過ごしたければ、そういう所で過ごした方がいいかもしれない。