『農業の有識者』として官邸に招かれたTOKIOの城島リーダーの、農家的伝説をおさらいする。
リーダー、マジパネェ……。
TOKIO城島さん 官邸の会議に参加へ
今月末にも開催される農業と福祉の連携を進める官邸の会議に、有識者としてTOKIOの城島茂さんが参加する。
この会議は、農業現場での障害者の雇用など農業と福祉の連携を国を挙げて進めることを目的に月内にも始まる。
会議のメンバーには官房長官や、農林水産相、厚生労働相などのほか、有識者として、TOKIOの城島茂さんも選ばれた。
城島さんは日本テレビの番組「ザ!鉄腕!DASH!!」で農業作業に取り組むなど農業に詳しいことなどで知られている。
もちろん農林水産相や厚生労働相に、広告塔として担がれたのだろうが、それにしても人選がガチすぎる。
よくわからん美人がトマト持って『元気出せ農業!』とか言うよりも、よっぽど説得力がある。
だが、私の記憶が確かなら、城島リーダーは『城島茂クン』という、ジャニーズのアイドル。
TOKIOとかいうバンドグループで、ドラムを叩いていたはずだ。
あの番組で、村だの島だのの開拓を始めてから、だんだんアイドルとは違う何かに進化しているが…。
ブロッコリー農家さんとの会話
Q.リーダーが生まれた頃にはあんまりなくて長瀬さんが生まれた頃に流行って「これ食べとけば間違いない」って野菜。
A.ブロッコリー
正答率5%の問題相当の問題を、サラリと当てる城島リーダー。農業歴17年で、そろそろアイドル歴を超えそうな勢いなのだが。
訪れたブロッコリー畑で、城島が気になったのは、畑の土。
そこの土は粘土質だった。だが…、
城島「水はけは悪いですけど、保肥力がいいですからね」
農家さん「お!よく知ってますね」
長瀬「リーダーは土博士ですからね
【保肥力】栄養を蓄える力。と、解説が必要な用語をサラリと出す。
粘土質の土+雨が少ない時期でバランスとれてる、まで考える。水はけの悪い土だから、細胞中の水分が多くなり、味が濃縮しづらいことまで考える。
城島「我々もブロッコリー作ったことあるんですけどなかなか難しかったです」
だがしかし、あくまでも謙虚。農家じゃなくてアイドルだから!
スイカ畑にて
松岡「あんたは気付けばいつでも土を触っているね」
城島「これはやっぱり火山灰土?」
何が『やっぱり』なのかわからんが…。
スイカの糖度検査員との会話では、
検査員「スイカの糖度を計ります」
松岡「合格ラインはどのくらい?」
城島「11度くらいですか?」
検査員「11度です」
松岡「何でわかるんだよ!」
なんでわかるんだマジで。どんだけ知ってるんだ?
城島「僕ら、スイカはずいぶんやってきましたからねー!」
後輩「みんな、スイカに詳しいおじさんが来たよ!」
スイカを『やってきた』という表現が、完全に農家。
藪「えっ、えっ、これがスイカになるんですか!?」
城島「あー、藪くん知らんやったん?」
松岡「見りゃ分かんだろ?」
坂本「そんな当たり前みたいに言われてもね、君ら農業スキル高すぎやからね?」
そして城島おじさんは、虫食いの痕から、
坂本「僕らよく分からんのやけど…」
松岡「どうですか茂さん?」
城島「あー、ハモグリやね」
坂本&藪「「?」」
城島「あとこれ虫おるねー」
坂本&藪「「うわぁぁぁぁ!?」」
どの虫かを言い当てる。
そして、農薬まで作る。
松岡「対処法を考えた方が良さそう」
城島「子供達にも優しく、スイカにも優しい薬。うちらが使ってた」
うちらが使ってた、とは、TOKIO製の無農薬農薬で、彼らはこのあと、自作の農薬を散布し、間引かれたスイカを拾って帰り、簡単浅漬けとチャンプルーを作ってました。
……と、いう方が、政府に農業と福祉の有識者として招かれました、と。
ダッシュ村が福島にあったご縁で、復興関連は無償で続けているTOKIOだから、福祉についても勉強してるでしょう。
レコーディングの控え室で、アイドルとしての英気を養いながら、日本農業新聞で2016年の米は3年ぶりの豊作であることを確認し、
「103…やや良やんか…」
「今年はいいんちゃう?」
と、嬉しそうに独り言をこぼす城島リーダー…。
官邸の土も触ってくるんだろうか?