1万人のビジネスリーダーが選ぶビジネス書10冊! 明日、恥をかかないために!
新刊ビジネス書籍情報誌「TOPPOINT(トップポイント)」。
編集スタッフが熟読したビジネス書のうち、毎月10冊を紹介する、定期購読の冊子なのだが、
本の目次と概要:1ページ分
5,000字程度の要約:3ページ分
【1冊につき4ページ】× 10冊分の解説
を、1冊にまとめて配送してくれる。
30年の歴史があり、購読料も安くはない為、情報にそれなりのコストをかけられる層が利用することから、毎年ここが選ぶビジネス書にはハズレがない。
そのTOPPOINTが、定期購読者1万人以上を対象に行なったアンケートの結果が公表された。
選ばれたのは…
2018年下半期のベストビジネス書
1位『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』
スコット・ギャロウェイ 著/東洋経済新報社
「GAFA」とは、Google(G)、Apple(A)、Facebook(F)、Amazon(A)の4社の略称。株式時価総額の上位を占め、4社の株価上昇が米国株価をけん引した。一方で、米国政府の公聴会に呼ばれ、個人情報の取り扱いに関して各国が規制に向けて動くなど、世界が注目するIT企業。
この4社が何をどう変えたのかを読み解いていく。
(引用元 http://www.itmedia.co.jp/business/spv/1901/28/news089.html)
2位『劣化するオッサン社会の処方箋』
山口 周 著/光文社(光文社新書)
この本が指す「オッサン」とは、年齢や世代に関わらず、
1:古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
2:過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
3:階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
4:よそ者や異質なものに不寛容で、排他的
な人々のこと。
私たちの社会シス テムは、基本的にすべてこのような、年長者ほど能力も見識も高く、であるがゆえに地位も報酬もまた高い、という前提の上に成り立っていたが……。
(一部、本文より)
3位『対立の世紀』
イアン・ブレマー 著/日本経済新聞出版社
この流れは、もう止められない!
地政学の第一人者が未来を読む!
ドナルド・トランプの登場、ブレグジットは始まりに過ぎなかった。 グローバリゼーションとその恩恵を受ける一部のエリートたちへの憤り。 移民に加え、デジタルとAIに仕事を奪われる中間層の不安。
開発独裁への回帰を望む新興国と、未成熟な政治体制に怒る途上国の市民。怒りは、世界各地で渦巻いている。
(Amazonより)
4位『遊ぶ鉄工所』
5位『未来の年表2』
6位『日本人として知っておきたい世界史の教訓』 中西輝政 著/育鵬社
7位『世界でいちばん働きがいのある会社』
マイケル C. ブッシュ&GPTW調査チーム 著/日経BP社
8位『〔エッセンシャル版〕 行動経済学』
ミシェル・バデリー 著/早川書房
9位『新世界秩序』
ジャック・アタリ 著/作品社
10位『逃げられない世代』
宇佐美典也 著/新潮社(新潮新書)
ビジネス書の選び方
洋服でも家電でも、人は自分が『好きだと思うもの』を『自分の価値観』で選ぶ。
だが、ビジネス本に限っては、これはやらない方がいい。『自分が好きだと思う考えや視点』が書かれたものばかりを『自分の価値観』で選んでいては、視野が広がらないし、新たな価値観も獲得できないからだ。
流行りものは、とカッコつけず、たまには…とランキングに従って、普段は選ばないようなものを手に取ってみると、新たな発見ができる時がある。
その積み重ねは、いつか自分を助けるはずだ。本を選ぶ時は、いつも柔軟でありたい。