河村隆一、肺腺がんから『復活』の教会ツアー…って、神のつもりか?批判されない?色々大丈夫?
肺腺がんだったということで、まずは体の心配があるが、自ら企画したツアーのタイトルと会場については、倫理的、宗教的にも心配になる。
河村隆一「教会ツアー」で復帰!
自ら名付けたツアータイトルは「復活」
今月11日に肺腺がんの手術を受けた、ロックバンド「LUNA SEA」のボーカルの河村隆一(48)が21日、公式サイトで2月からのツアーで復帰することを発表した。
公式サイトでは「Ryuichi Kawamura Presents No Mic, One Speaker Concert at Church Tour 2019 〜anastasis〜 #001 決定!」を発表。
「復帰第一弾は教会ツアーからスタート!!自ら〜anastasis〜 (復活)と名付けたツアータイトル!!河村隆一の意気込み溢れる歌声を是非間近でご覧ください!!ギタリスト 福田真一朗との二人編成でお送りします」
と添えている。
(引用元 https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/01/21/kiji/20190121s00041000182000c.html)
『復活』と『教会』が組み合わされば、当然、浮かび上がってくる宗教がある。
信仰について思うこと
私に信仰している特定の宗教はないが(強いて言えば、死んだじいちゃんと、ばあちゃん)、他の人の信仰心は、尊重したいし、否定する気もない。強引に勧められない限りは。
で、その考えからいくと、
河村隆一が、それを信仰しているならしているで、なんだか信仰を軽く扱っているような気がするし、
河村隆一が、それを信仰していないのなら、ファッションやイメージやアートと繋いで、リスペクトとかエモーショナルとか、なんかそんな事を思ってのツアーなら、尚更まずい気がする。
なんの信仰もしていない私ですらそうなのだから、教会を心の支えや、生活の拠点や、拠り所としている人達なら、尚更そうなのではないだろうか。
建築物として美しい教会は数多あるし、歴史という意味で重要な教会も、数多ある。
だが、その雰囲気を借りてイベントを行い、自らの『復活』を文字通り『歌う』あるいは『謳う』のは、生身の人間として非常に……ヒッジョ〜〜〜にまずいのではないかと…
思うのだが…
大丈夫だろうか……
自分のいるべき場所はやはりステージ!
20日のブログで、河村は
「復活後のライブをどうするか?術後の経過をみないとわからないながら・・昨年末から色々とスタッフとディスカッションしてきました」とライブ復帰に向けて動き出していることを明かし、
「自分のいるべき場所はやはりステージ!!ライブを発表するのが楽しみです」
とつづっていた。
だったら、ステージで復活すればいいのだ。
教会は、美しく、音響がよく、キャパもあるが、イベント会場ではない。
そこで許されるイベントは、それを信仰する人達のものだけだ。
がんを患うということ
河村は今月13日に自身のブログで11日に肺腺がんの手術を受けたことを公表。所属事務所によると、昨年の定期健診でがんが見つかり、今月11日に内視鏡での切除手術を実施、がん細胞を完全に取り切ったという。
河村はブログで
「順調に回復しております。肺活量も今までとほぼ変わらないだろうということ」
と報告。公表翌日の14日にも
「肺を元に戻す為にも歩いたり、息の荒れない程度の運動をしながら・・完治までゆっくり休みます」
とつづった。
がんというのは、本当に、本人や家族や、関わる人の人生観を、まるごとひっくり返す。河村隆一にも、何か、大きな変化があったのかもしれない。
だが、だからといって、自分のように知名度のある者、発信力のある者が、それを行うと何が起こるのか。
信仰は関係なく、大人として、まず、それを考えたのだろうか。
彼のそばに、それを指摘した者はいなかったのだろうか。
そう考えてしまう。
色々、大丈夫だろうか……。