五つ星ホテル全滅!高級ホテルでもトイレブラシでコップを洗うなら、中国ではどこに泊まればいいの?
結論から言うと、紙コップと歯ブラシと寝袋持って、日系ホテルかな、と。
資本や経営が良くても、現地の人が掃除してる限り、信頼はできないからね。
まあ、中国行かなきゃいいって話だけど、仕事で行く人、多いからな…。
中国の五つ星ホテル、清掃の杜撰さ
昨日18日、中国の北京市衛生・計画生育監督署(衛生当局)が、問題とされるホテルの立ち入り検査を行った。
14日に、中国の動画投稿サイト『ウェイボ』にアップされた動画がきっかけだ。
【 シェラトン貴陽ホテル ★★★★★】
・宿泊客が使用済みのタオルでコップを拭く。
・洗面台と便器を拭いた布で、コップを拭く。
そんな、杜撰な清掃の様子。
動画には、このようなものが撮られており、中国国内からでさえ、
「恐ろしすぎる」
「五つ星ホテルなら安心だと思ったが、まさかこのありさま」
という声があがっている。
撮影者は、中国国内の14の高級ホテルにカメラを設置。ずさんな清掃の実態を告発したかった──とのことだが、この撮影者のパスポートや身なりの情報は、ホテル業界内で共有されており、
「泊まりに来たら気をつけて」
「みんなに通知して下さいね」
と、指名手配扱いである。
だが、ホテル清掃の実態を告発しようという者は、彼一人ではなかった。
【ハルビンのシェラトンホテル★★★★★】
ここは昨年、カメラを手にして、記者が取材していた。
記者「使用済みタオル、交換しますか?」
清掃員「使ってないでしょう、替えなくていいわ」
そう言いながら、トイレのブラシで洗面所を洗い、同じブラシで便器を洗う。
【ハルビンのケルピンスキーホテル★★★★★】
清掃員「コップはここで洗う。通常は消毒するけど、ここで洗えばいいのよ」
記者「うがい用のコップも消毒しない?」
清掃員「うん」
と言いながら、洗面台にガラガラとコップを入れて、トイレブラシで洗う。
他にも、大都市圏の高級ホテルの実態も似たようなもので、次々に明るみに出た。
客が使用したタオルで洗面台とコップを拭いた後、ゴミ箱からコップの蓋を拾い、自分のTシャツで拭いてかぶせる様子も撮られていた。
中国を訪れた日本人は
中国を訪れる日本人は、年間約259万人。
(2016年 国連世界観光機関調べ)
中国から帰国したばかりの日本人は、
「上海で三つ星とか、五つ星とかに泊まった。不衛生さはそんなに感じなかった。嫌な感じがしますよね、聞いちゃうと」
「信用して泊まってるから、それが本当だとすると、非常に残念だなと思いますけどね。部屋がきれいになってれば、もう、きちんとできてるものだと思って泊まってますんで」
だよなあ…。
空港でキャッチされて答えていたので、仕事ならともかく、楽しい観光の帰りなら、可哀想だったような気もする。
暴露されたホテル側の対応
「深くお詫び致します。現在は政府の調査に協力しております」
「従業員には再度トレーニングと指導を行っています。また復帰させることも考えております」
五つ星というのは、国家観光局が選定してつけている。
告発されていたのは、中国国内の名だたるホテルで、1泊3万から天井なしの、ここなら大丈夫と思う所ばかりだ。
ザ・ペニンシュラ北京★★★★★
シャングリ・ラホテル福州★★★★★
シェラトングイヤンホテル★★★★★
フォーシーズンズホテル上海・浦西★★★★★
マンダリンオリエンタル上海・浦東★★★★★
ル ロイヤル メリディアン上海★★★★★
ザ・リッツ・カールトン上海・浦東★★★★★
日本や他国よりも、中国の方が安く泊まれるブランドホテルなので、利用した事がある人も多そうだ。
だが、そのブランドが地に落ちた。これは中国に限らず、グループ全体の指導力や、システムの問題。
清掃員は、14室の清掃がノルマ。
そして、ノルマ以上にこなせれば、出来高で報酬が支払われるという。人によっては、基本給の1.5倍を受け取ったりもするようだ。
だが、それがこの杜撰さに繋がったのなら、見直さなければならないだろう。
中国で衛生的なホテルは?
で、結局、どこならキレイなの?という話だが、これはもう、日本が建てた所を信じるしかないだろう。
従業員が現地の人でも、きちんと教育…されている…かもしれない……(震)
ニッコーやオークラなら、結構いろんなとこにあるので、海外に行っても日本企業を頼るというのが本末転倒な気もするが……、
便所のブラシで擦ったコップで、うがいするよりはマシ……(泣)