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パパ活、ママ活、姉活、兄活。サイバー補導が対応開始!

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 子育てのメインになる母親達が、ママ活少年に応える心理がわからない。

 まあ、男の私にわかるわけがないのは当然だが、それにしても、ママ活や援助交際といった、言葉のオブラートを剥がせば、それは非行であり、売春であり、犯罪なわけで。

 そんな少年達に金を払ってまで、何を求めているのだろう。

 性的な関係を求めるなら、性欲という意味で、まだ理解できる。

 だが、本当にお茶を飲んだり、買い物をしたりするだけで終わり、『パパ活』よりも、肉体関係に進む率が、格段に低いのがママ活。

 少年達を『時間利用』する女性達は、一体何を求めているのだろう。

 

ママ活の流れ

 多くは、SNSや、出会い系アプリから始まるようだ。

「ママ活したい」

「ママ活募集」

「学費が足りず、ママ活中」

「顔に自信あり」

 そんな書き込みで誘い、知り合った年上女性とデートして、見返りに金銭をもらう。

 女子中学生や高校生が年上の男性に援助を求める「パパ活」は、2年ほど前から横行していたが、その男子版である「ママ活」が増えたのは、ここ1年半だと、専門家は指摘する。

 補導例としては、以下のようなものだ。

 

男子大学生(20)の場合

 彼はパパ活中の友人女性から、

「体の関係なしでお金をくれる」

と言われ、バイト感覚でママ活を始めた。

 40代女性の食事や買い物に付き合って1万円もらうところから始まり、服を買ってもらい、会う回数が増えるうちに、女性に待ち伏せされるようになり、そのうち求婚された。

 大学生は、

「軽い気持ちで始めたが、ストーカーのようになり怖くなった」

と振り返る。

 この場合は、大学生はバイト感覚だったが、女性は出会いの手段としてママ活に応じ、恋愛に至ったのだろう。

 疑似恋愛で終われず、相手が学生である事ではブレーキにならなかった女性が、なんとももの悲しい。

 

男子高校生(17)の場合

 Twitter「ママ活したい」と投稿。

 身分を隠して連絡を取った警察官に、

「2時間カフェで会うのに7千円」

と返信して補導された。

 動機は、

「バイトをやめたので、お金がほしかった」

とのこと。

 県警は、金銭目的の交際呼び掛けが深夜徘徊(はいかい)や喫煙と同様の「不良行為」に当たると判断。

 他にも「ママ活募集」などと書き込んだ男子大学生と男子高校生を補導した。

 3人は他人のツイッターをまねて、初めて書き込んだという。

 

進む『サイバー補導』

 警察庁によると、ネット上の書き込みを監視し、警察官が身分を伏せて接触する「サイバー補導」により、昨年は全国で1187人(少女1088人、少年99人)を補導。

 前年比で325人増えた。福岡県では204人が補導されている。

 ネット上のトラブル相談に応じる「全国webカウンセリング協議会」によると、ここ1年半はパパ活に加えてママ活の相談が増え始めた。

 性行為目当ての「パパ」が多いのに対し、「ママ」になる女性は「寂しさを解消したい」という動機が大半という。

 今年に入りママ活専用の出会い系アプリも目立ち始め、SNS上では「姉活」や「兄活」という投稿もある。

 「パパ活」「ママ活」と呼べば言葉は軽いが、相手から脅されて性行為を強要されたり、逆に金銭を要求されたりする被害とも紙一重

 犯罪に巻き込まれる危険性が高い行為であることを、忘れてはならない。

 ママ活の投稿に応じたら、待ち合わせ場所に息子がいた、なんて悲劇も発生している。大きな事件に繋がる前に、拡大を防いで欲しいものだが…。