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新発見のスーパー・アース『バーナードスターb』まとめ 生命は? 環境は?

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 スーパー・アース(英語:super-Earth、巨大地球型惑星)とは、太陽系外惑星のうち地球の数倍程度の質量を持ち、かつ主成分が岩石や金属などの固体成分と推定された惑星のことである。

 スーパー・アースの範疇については、おおむね地球質量の数倍 - 10倍程度とされるが、現在のところ固定的な定義はなく、定められる予定もない。

(引用元 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/スーパー・アース)

 地球外生物との出会いは、人類の夢であり脅威でもあるが、そこに違う世界が、違う生き物がいたら、やはりワクワクするし、見てみたい、行ってみたいと思ってしまう。

『エイリアン』や『プレデター』よりも、『アバター』のような関係がいいのだが……。

 

新たなスーパーアース発見

発表

 2018年11月14日発表

 は英科学誌ネイチャー(Nature)にて

発見者

スペインのカタロニア宇宙研究所(IEEC)と宇宙科学研究所(Institute of Space Sciences)に所属するイグナシ・リバス(Ignasi Ribas)氏と、氏の研究チーム。

呼称

 バーナードスターb

種別

 主星の周りを公転する惑星。

 公転周期は233日で1周。

 地球から2番目に近い、太陽系外惑星になる。

(一番近いのは、地球から4光年強の距離にある連星系のアルファ・ケンタウリ(Alpha Centauri)の中の1つの恒星を公転している惑星。2016年発見)

主星

 銀河系からわずか6光年の距離にある、太陽に最も近い恒星『赤色矮星(わいせい)のバーナード星(Barnard's Star)』。

(銀河系スケールで考えると、太陽系の裏庭にあるような近さ、とのこと)

規模

 地球の3.2倍以上。

予想される環境

 発見チームは「凍結した、薄暗い天体」と表現。

 主星バーナードスター(新星バーナードスターbにとっての太陽)から受けるエネルギーが、地球が太陽から受けるエネルギーの2%足らずしかなく、表面温度は推定マイナス170度。

生命の有無

 前述のような環境から、地球上で知られているような生命を維持することは難しいと考えられる。

(逆に言えば、我々の科学の常識では生存不可能な環境下でも生きられるような、発生なり進化なりをしたものが存在するかもしれない……し、そちらの方がおもしろい)

「主星のハビタブルゾーン(生命居住可能領域)から外れているのは間違いないため、液体の水は存在しない。水やガスがあるとしても固体状である可能性が高い。凍結した惑星と呼んでいるのはそのためだ」

(イグナシ・リバス氏による説明)

発見方法

 7種類の異なる観測機器によって得られた、20年以上分の観測データを詳細に調査。

 研究チームは、惑星の重力が主星に及ぼす影響を調べるためにドップラー効果を利用し、惑星の速度と質量を測定、サイズと軌道を比較的正確に予測。

 ただし、新発見の惑星の姿については、現段階では臆測の域を出ず、この程度の質量を持つ惑星が岩石質であることは、これまでに複数例確認されているが、太陽系のガス状巨大惑星の小型版のような惑星である可能性もある、とのこと。

 

今後の研究について

「太陽系のごく近傍にはそれほど多くの恒星は存在しない。系外惑星を探すための投資は高くつく」

系外惑星を詳細に研究する目的でこれらの惑星を観測したいという希望があるなら、すぐ隣にあるものから始める必要がある。これがさらなる発見につながるかもしれない」

(イグナシ・リバス氏コメント)

 宇宙関連のニュースを見るたびに思うのは、子供達が羨ましい、ということ。

 彼らは私よりも、20年、30年先の未来に行ける。

 それが安全で、快適で、素晴らしいものとは限らないが、それでも、『先の世界』に行ける彼らが羨ましい。

 他の星の生き物と出会えて、仲良くできたら最高だが、それならそれで、未知の細菌や外来種の繁殖、固有種との交雑…なんて、いろんな問題も出てくるのか…?