【追悼】スタン・リーが出演する、マーベルヒーロー作品のシーン一覧
11月13日、スタン・リーが亡くなった。
スパイダーマン、X-メン、アイアンマン。
アメコミのヒーローの多くを生んだ人物だが、私には、マーベル作品にいつも出てくる『お約束のおじさん』だった。
そんなスタン・リーを見たくて、また、マーベル作品を観たくなる。
生前は、ユーモアの一環として、お決まりのパターンとして出ているのかと思っていたが、亡くなってみると、私のように、また、マーベル作品を観直そうと思わせる為に出ていたのかな、という気がしてくる。
スタン・リー出演シーン一覧
1989年 TVドラマ「The Trial of the Incredible Hulk(邦題:超人ハルク'90)」
ハルクに変身してしまうバナー博士の裁判の陪審員。(初のカメオ出演)
1994年 TVアニメ「Spider-Man」
「スタン・リーって人を探しているんだけど」と言うスパイダーマンの前に、本人として登場。
スパイダーマンの背中に乗って街を飛び回るシーンも。
1995年 映画「モール・ラッツ」
漫画オタクのブロディに握手をせがまれる、スタン・リー本人役。
2000年 映画「X-メン」
海から上がってきたケリー上院議員の視界の端に、一般人。
2002年 映画「スパイダーマン」
グリーン・ゴブリンの襲撃に逃げまどい、爆発から女の子どもをかばう老人。
2003年 映画「デアデビル」
子供時代の主人公に、道路に飛び出しそうになったところを助けられる通行人。
2003年 映画「ハルク」
警察官。
2004年 映画「スパイダーマン2」
スパイダーマンとドクター・オクトパスの戦闘ではがれ落ちた外壁から、女性を救う人。
2005年 映画「ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]」
リード・リチャーズに手紙を手渡しする郵便局員。
2007年 映画「X-MEN: ファイナル ディシジョン」
庭で水やりをしていたら、ホースから流れる水が重力に逆らい空へ登っていき、唖然として眺める人。
2007年 映画「スパイダーマン3」
ニューヨークのタイムズスクエアの電光掲示板を読む主人公ピーター・パーカーのに「ひとりでも世界は変えられる」と語りかける人。
2007年 映画「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」
パーティー会場でセキュリティに招待状を見せるよう言われたが持ち合わせず、
「スタン・リーだよ」
と名乗るが名簿に名前がなく、入場できなかった本人役。
2008年 映画「アイアンマン」
トニー・スタークに肩を叩かれ振り返る、美女に囲まれる老人役。
2008年 映画「インクレディブル・ハルク」
ハルクとなるブルース・バナーが働いていた工場で作られたジュースを飲んだ人。
このジュースはハルクの血液が混入したまま出荷されたロットで、飲めばガンマ線に汚染され(略
2010年 映画「アイアンマン2」
スターク・エキスポの中でアイアンマンに遭遇する観客。
2011年 映画「マイティ・ソー」
地球に落ち大地に刺さった、ソーの持つ全能のハンマー「ムジョルニア」にチェーンを巻きつけて抜こうとするが抜けず、荷台がぶっ飛んだトラックの運転手。
2011年 映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」
キャプテン・アメリカの記者会見に出席する、退役将校。
2012年 映画「アメイジング・スパイダーマン」
ヘッドホンでクラシックを聴いていた為、背後で繰り広げられるスパイダーマンとリザードの戦闘に全く気づかない図書館員。
2012年 映画「アベンジャーズ」
ニュース番組で、友人とチェスをしながらアベンジャーズについて語る人。
2012年 TVアニメ「アルティメット・スパイダーマン」
スタン・リー本人として登場。
2013年 映画「アイアンマン3」
美女コンテストに10点をつけてご期限な審査員。
2013年 映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」
病院に入院している老人。
2013年 TVドラマ「エージェント・オブ・シールド」
美女2人に挟まれている老人。
2014年 映画「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」
博物館の警備員役。
2014年 映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
アライグマのロケットに覗き見されている、女性を口説く男性役。
2014年 アニメ映画「ベイマックス」
主人公ヒロの兄であるタダシの友人である怪獣好きの青年フレッドの父親。
2014年 映画「アメイジング・スパイダーマン2」
スパイダーマンのマスクをしたまま、遅刻ギリギリで卒業式に駆け込むピーターを目撃し、周囲にアピールするが、わかってもらえない列席者。
2015年 映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
キャプテン・アメリカとソーが飲んでいる酒を欲しがり、酔い潰れて2人に抱えられ運び出される人。
2015年 TVシリーズ「エージェント・カーター」
ハワード・スタークの隣に登場。
2015年 映画「アントマン」
ベテランバーテンダー役。
2016年 映画「デッドプール」で
ベテランDJ役。
2016年 映画「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」
FedExの宅配員役。
2016年 映画「X-MEN: アポカリプス」
妻のジョアン・リーと共に出演。
2016年 映画「ドクター・ストレンジ」
傾く世界を…走るバスの乗客。
2018年 映画「デッドプール2」
ティザートレーラーに登場。
2017年 映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」
MCU全体の出来事を監視しているウォッチャー相手に、これまでのカメオ出演の苦労話を一方的に聞かせ、呆れられる宇宙飛行士。
2017年 Netflixオリジナル作品「Marvel ザ・ディフェンダーズ」
ナレーション兼車に乗った老人。
2017年 映画「スパイダーマン:ホームカミング」
スパイダーマンにうるさいと文句をたれる街の人々のひとり。
2017年 映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」
ソー自慢の長髪をカットする老人。
2018年 映画「ブラックパンサー」
出演シーン確認中
2018年 映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」
スパイダーマンの乗っていたバスの運転手。
2018年 映画「アントマン&ワスプ」
出演シーン確認中
2018年11月公開 映画「ヴェノム」
終盤に登場するとのこと。
だが、これが最後の出演ではない。
ジョー・ルッソ監督から
「我々はスタンを出演させようと努力していますが、彼はフライトが嫌いなので、なるべく同時にカメオ出演を撮影するよう努力しています」
「例えば、アントマン&ワスプとアベンジャーズ4(仮称)のような同じロットで撮影される作品の場合、我々はスタンのカメオ出演をまとめ、あるセットから別のセットに移動させる形で1日で撮り切ります」
と語っている。
「アントマン&ワスプ」の撮影時に、2019年5月に公開予定の「アベンジャーズ4」のカメオ出演も撮影してあるのだ。
故に、「アベンジャーズ4」が、スタン・リーが登場する最後のマーベル作品となる可能性が高い。
巨匠が遺した最後の仕掛けになるのか、まだ、他にも隠し玉があるのか。いずれにしても、一人で観に行きたいと思っている。