やらせ疑惑のイッテQ!過去の捏造コーナーは?
2007年に放送を開始した日本テレビの看板番組「世界の果てまでイッテQ!」。
番組きっての人気企画である「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」にやらせの疑いがあることが「週刊文春」の取材でわかった。
イッテQ!やらせの報
同企画は、芸人の宮川大輔(46)が青いハッピにハチマキ姿で世界の過激な祭りに突撃し、これまで参加した祭りは100を超える。
問題となっているのは5月20日放送分の「橋祭りinラオス」。
放送では、自転車で“橋”に見立てた全長25メートルの板を渡り、スピードなどを競う“祭り”だと紹介。
4月8日にラオスの首都ビエンチャンで行なわれ、宮川が“祭り”に参加した一部始終が放映された。
だが、これについて、異議が上がった。
「ラオスで『橋祭り』なんて聞いたことはないし、周囲のラオス人に聞いても誰も知らない。
そもそもこの地域で自転車といえば、外国人観光客がレンタサイクルに乗るぐらい。
この『橋祭り』は不自然な点が多すぎる」
(ビエンチャンに赴任する駐在員 引用元 引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181107-00009579-bunshun-ent 以下、斜体部分も同様)
「こうした自転車競技はラオスには存在しない。今回(の「橋祭り」)は日本のテレビが自分達で作ったのではないですか」
(ラオス国内の観光イベントを管轄する、情報文化観光省観光部のブンラップ副部長)
「日本側の働きかけで実現した。2人の役人が撮影に立ち会いましたが、(「橋祭り」は)ラオスで初めて行われたもので」
(取材申請を許可した情報文化観光省マスメディア局の担当者)
宮川大輔が祭りに参加する様子を撮りたいのなら、祭りのない土地に企画を持ち込むところから撮って、みんなで成功させて、それから恒例行事になった、なんてシナリオだってあるのに。
めぼしい祭りを見つけられなかったのか、あっても遠征費用がなかったのか──、いずれにしても、セコくてショボい話で、残念極まりない。
日本テレビのコメント
「橋祭りはメコン川流域などでかねてから行われている催しで、地元のテレビ局などでも取り上げられております。
今回は現地からの提案を受けて参加したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はありません」
(日本テレビ広報部)
番組で放送された「橋祭り」は、ラオスの祭りで、そこに「イッテQ!」が参加したのか。
それとも、日テレサイドの企画した、「作られた祭り」だったのか。
イッテQ!は、とにかくやらせ疑惑が多い。
過去に、やらせとして話題になったのは…、
イッテQ!過去のやらせ疑惑
一番やらせ『疑惑』が多かったのは、なんといっても、イモトアヤコの登山企画。
基本的に、登山の企画に関してはガチで登ったようだが、
「ヘリを使っているのでは?」
「荷物は自分で持たずにポーターに持たせているでしょ」
という声が、常に上がり続けていた。
ヘリでの近隣までの輸送や、ポーターの利用は、登山企画では必要なことの為、やらせは言い過ぎかもしれないが、本職のアルピニストに比べると、やはり甘いと言わざるをえない。
そして、イモトの登山企画に次いでヤラセ疑惑が多いのが、今回話題になった、世界の祭りをランダムに選ぶ宮川大輔の企画だ。
「面白い祭りを選ぶようにしているだろ」
大食い系の祭りの扱いの多さや、見栄えの良い祭りばかりが選ばれることから『ランダムに』の部分が疑われ、そもそも行き先を選ぶくじ引きのシーンすらカットされていたりして、このあたりの対応は、隠す気すら感じない。
だが、とうとう祭りを『作る』事まで始めたのか。
それならそれで、他にやりようがありそうな気もするが、いずれにしても、残念な番組である。