斎藤工がゴミ拾いメンバーを集めたのは『Indeed』。CMとの関係は?
彼なら、Twitterやファンクラブで、いくらでも人を集められたと思う。
それなのに、なぜ求人サイトにしたのだろう。
なぜ六本木にしたのだろう。
軽い語り口とは裏腹に、深い、深い人なのかもしれない。
報道から
俳優の斎藤工が1日、東京・六本木周辺で求人検索エンジン『Indeed』で集まった80人の「たくみひろい」隊と共に、ハロウィン翌日の散乱したゴミを拾い集めた。
早朝の六本木、公園に集合した斎藤は
「こんな朝早く寒いなか、ありがとうございます」
と笑顔であいさつ。ハロウィン当日は
「きょうのために早く寝た」
といい、
「(渋谷の喧騒ぶりには)思うところはある…。本当なら渋谷にも乗り込んで(ゴミ拾いを)やりたいですよ」
と話した。
約1時間の町内清掃では、参加者と積極的にコミュニケーションをとり、リーダーとして雰囲気作りに励んでいた。
通行人からの声にも気さくに対応した斎藤は
「僕らのアクションが届いていると願う」
と語りながら
「偽善っぽいことをやったなと思いつつ、どこか自分のスイッチが入った気持ちです。とても学びの多いイベントでした」。
参加者たちをねぎらい、サプライズで握手会も実施していた。
(引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00000344-oric-ent)
偽善と批判されても、何もしない人よりは、ずっといい。
本当に偽善だったとしても、例え売名だったとしても、それで街がキレイになったのは事実だ。
そもそも売名行為が不要なほど、人気の高い人でもある。
そんな彼は、なぜTwitter等のSNSではなく、求人サイトで人を集めたのだろうか。
IndeedへのCMに出演中
ひとつには、斎藤工が、求人サイト『Indeed』のCMキャラクターであることが挙げられる。
今、サイトの検索をすると、トップページで微笑む斎藤工をバックにした、職種の検索窓に、『たくみひろい』の文字が表示されている。
(【Indeed公式】https://jp.indeed.com/サーチあれ)
今回のゴミ拾いの活動は、Indeedのプロモーションの一環であったのかもしれない。
サイトに入って『たくみひろい』で検索すると、現在募集広告は出ていないのだが、
「次は何をやるんだろう」
「また求人がでるだろうか」
という期待感はあるし、またサイトを見てみようとも思う。
それが、Indeedの戦略なのだと思うと、少々がっかりしてしまうのだが、斎藤工は、過去に自発的にボランティア活動に参加している。
西日本豪雨で被害が甚大だった、広島県坂町に、スタッフもカメラマンも連れず忽然と現れ、土砂をよけ一輪車を押し、ツナギとキャップと首にはタオルの姿で、ファンと笑顔で写真を撮って帰っているのだ。
画像はマスコミではなく、現地の人達の手により撮られ拡散された。
だが、斎藤工自身は、この日のことを、何一つ発信していない。イケメンは、どこまでもイケメンだった。
理想的なコラボだった?
前述のボランティアのことを思うと、今回の『たくみひろい』が、Indeedと斎藤工、どちらからの提案だったとしても、双方のみならず周囲、今回は清掃してもらえた六本木の町や、この企画に参加した人全てにメリットのあった、良い企画だったのではないかと思う。
少なくとも、誰も損をしていないし、不利益も被っていない。
あとはこの『たくみひろい』が、この一度きりで終わらず恒例化し、それを見た人達が、イベントにはゴミ袋と軍手を持っていくくらいになれば、理想的だと思う。
また、イベントがあった時には、検索してみようと思う。