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8人目を妊娠中の美奈子が緊急入院。『母親』が入院すると何が起きるのか?

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 昔の人は、多産が当たり前だった。

 私の祖母も、7人を生んだ身体で、83歳まで生きた。

 戦中戦後の医療でもそうだったのだから、今の医療ならもっと……とも思うのだが、初産の年齢が上がっている事を考えると、産める人数や年齢にも、上限が出てくるのだろうか。

 それにしても8人目。

 様々な助成があるとはいえ、夫の経済力が讃えられるところだが、美奈子の旦那が今、誰で、何人の子供を連れてきているかが、まずわからない。

 この人については、わからない事が他にも山盛りではあるが……。

 

入院の報告

 テレビ朝日系「痛快!ビッグダディ」出演で知られ、第8子を妊娠中のタレント美奈子(35)が、血液検査の結果が悪く緊急入院したことを報告し、

「色々頭真っ白になり 涙が出そうになる」

と動揺をつづった。

 美奈子は30日、ブログを更新。

 前日に病院で受けた血液検査の結果が良くなかったため、

「赤ちゃんがまだ小さいのでここでは対応できないので大きな病院へ転院してください」

と言い渡され、転院先で再度検査を受けた結果、即入院となったという。

「なんですってーーーーー!!!! 緊急入院。。。。。心の準備もなにもなくパニック。もちろん入院の準備なんてない。子供達どうしよう。色々頭真っ白になり 涙が出そうになる」

と激しく動揺。

「切迫早産とはまた別のトラブルで ほんとに頭が真っ白だし どうしたらいいのか。。。。 今までの妊娠はトラブルもそんなになく ほんとにありがたい事だったんだなと痛感する」

とつづった。

 美奈子は元夫のビッグダディこと林下清志と13年に離婚後、15年5月に元プロレスラーの佐々木義人と結婚。

 17年4月に女児を出産し、今年6月に第8子妊娠をブログで報告した。

 

『母親』が入院するということ

 つい先日、知人の女性が、骨折の手術を諦めた。

 彼女の一人息子には持病があり、学校の送り迎えや、担任や病院とのやりとり、日々の看護に加え、在宅での仕事と、通常の家事育児があり、どれも代わりが見つからず、『やった方がいいけど、やらなくても後遺症がちょっとだけキツくなるだけだから』という手術を見送り、通院だけで済ませることにしたのだ。

 その決定をするまでの一週間、通院をしながら医師と検査や確認をし合った。

①手術と入院のタイミングを、子供の学校行事や通院と合わせられるか。

②自分がいないとパニックを起こす子供を、面会終了ギリギリまで付き添わせられるか。

③子供のコンディションが悪い場合は、個室に泊めさせてもらえるか。

④これらの条件に、手術や個室の確保を合わせられるか。

⑤入院を最短で済ませる為に、どう治療計画を立てるか。

 同じ病院の小児科に、その子が通っていることもあり、医師も真摯に対応をして、全ての条件を整えた。

 だが、まだ、家庭内の条件が整っていなかった。

 

夫や両親のフォローは、頼めるとは限らない。

 彼女は、夫と息子との三人家族で、ペットは犬とインコ。

 保険会社のサービスで、入院3日目からは、家事の代行やペットの世話を頼めるが、最初の2日をやり過ごさなければならない。

⑥息子の学校への送迎

 まずはこれがネックになった。ただでさえ、体調の悪さから、登校を渋る子だ。自分でなければ促せない。

 これはダメか…と思ったのだが、事情を聞いた担任が、タクシー会社の送迎サービスを提案し、息子にうまく伝えて受け入れさせた。

 色々と攻撃されがちな学校だが、しっかり向き合ってくれる担任と校長に恵まれ、幸運だった。

⑦家事

 これは2日くらいは夫に頼めるが、その夫が、職業柄、あまり多くは休めない。自分の入退院は、タクシーで一人でするから、あなたの休みは子供の為に温存して、と伝えた。

 手術が痛かろうが苦しかろうが、死ぬレベルではない以上、何人で耐えても同じだ。自分の両親は遠方で呼べないし、姑は二人介護をしていて、やはり呼べない。一人で手術と入院をする覚悟が、彼女にはあった。

⑧子供の放課後

 学校が紹介してくれた、タクシー会社のサービスを使い、子供を自分が入院する個室に連れてくる。そこで面会終了の20時まで過ごさせ、欠勤しない代わりに、少しだけ早く帰らせてもらった夫に、迎えに来てもらう。

⑨ペットの世話

 インコは水と餌を切らさなければいい。

 犬は、動物病院併設のペットホテルが預かってくれる。

 よし、いける、と思った。

 ……思ったのだが。

 

母親の異変を察した子供

 病院や、様々な確認は、子供がいない所でしていた。だが、やはり違和感は隠せない。

 自分がいるから入院できないという思い

 手術や入院で母親がいなくなる不安

 手術という得体の知れないイベントがイメージさせる『死』

 それらに耐えられなかったのか、一言の不満や不安を口にしないまま、一人息子は、大量に髪を抜いた。頭皮が剥がれるほど、強く、まとめて。

(だめだ。できない)

 全ての条件を整えたのに、最後のひとつ、

⑩子供の心

 これが、整わなかった。

 母親を動かす、一番大きなもの。彼女は入院を諦め、後遺症と戦う覚悟をした。

 

 出産を繰り返す美奈子は、入院自体は慣れているはずだ。

 だが、それは正常な分娩の為の入院であり、不測のものではなかったのだろう。

 今の美奈子の動揺を、彼女ならどう見るのだろうか。