ビジネスニュース斬り

ビジネス、ニュース、芸能、仮想通貨でも何でも取材や第三者目線での見解など、独自の路線で記事を執筆します。

残業時間が長い職種ランキング!結果はやはり…

f:id:kido1205:20181003210707j:image

このほど人材会社パーソルキャリアが、職種ごとの1ヶ月の残業時間を調査した。

 2018年6月にインターネット上で実施。正社員として働く20~59歳の男女から1万5000件の有効回答を得た。

 

1カ月当たりの残業時間が長い職種

残業時間の月平均が最長だったのは「ゲーム制作・開発」の45.3時間だった。

 同社は「特にオンラインゲーム・携帯ゲーム・ソーシャルゲームは日々の改修や開発が欠かせない分野のため、スピーディーな対応力が求められる」とみている。

 

 以下、残業時間が長かった順に、

「インターネット/広告/メディア」(42.4時間)「建築施工管理」(41.5時間)

「ビジネスコンサルタント」(40.5時間)

「設備施工管理」(39.4時間)

「調理/ホールスタッフ/フロアスタッフ」(38.0時間)

「ファッション」(36.3時間)

システムエンジニア」(32.8時間)

となる。

 

 3位と5位に施工管理職がランクインしたことについて、パーソルキャリアは「オリンピック需要に伴う建設ラッシュが発生しているにもかかわらず、分野によっては職人が少なく、なかなか工事が進まないこともある。結果として工事スケジュールに遅れが出やすくなり、納期を厳守するために残業が発生する」と分析する。

 オリンピックで潤う業種と、負担が集中し、日常の業務が滞ったら、たまったもんじゃない。労働に見合う残業代を受け取っていることを祈りたいが、土木系はなかなか厳しいとも聞く。

 あまりに厳しい労働条件だと、頼みの綱の海外からの労働力も集まらなくなってしまうし、自国開催の会場を、自国で用意できないというのも、少し寂しい話である。

 

残業時間が短い職種

 逆に、残業時間が短い職種は、

経理事務・財務アシスタント」(11.1時間)

「秘書/受付」(11.6時間)

「医療事務」(12.1時間)

「一般事務・アシスタント」

「通訳・翻訳」(ともに12.2時間)

「薬事」(12.7時間)

「営業事務・アシスタント」(13.9時間)

「銀行の個人向け営業」(15.9時間)

 

 ただ同社は「1位の『経理事務・財務アシスタント』は決算期付近が繁忙期であり、10位の『営業事務・アシスタント』は営業担当や顧客からの急な依頼が入り、想定外に帰宅が遅くなる日も発生する。  

 つまり、どの部署でアシスタントをしているかによって働き方は大きく変わる』と指摘。

「このような環境でも、月間の残業時間を10時間台に抑えることができているのは、この職種で働く人たちが『効率』や『生産性』を重視し、実践しているからだと考えられる」と結論付けている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00000057-zdn_mkt-bus_allより、一部編集)

 残業をしていると頑張っているように見えたのは昔の話で、最近では、業務時間内に仕事を終わらせない、非効率な働き方として、批判される場面も増えてきた。

 また、上司が残業をしていると、部下が帰れないということで、終業と同時に帰宅する役員も増えてきた。

 良い傾向ではあるが、反面、残業で稼げなくなると嘆く声もあり、あちらを立てればこちらが…という様相も呈している。

 耐えることを美徳とし、理不尽に慣れてしまった日本人だったが、コンプライアンスという言葉が広まったあたりから、プライベートを尊重する事が、結局はパフォーマンスを上げ離職率を下げるということが、ようやく理解されてきた。

 次は、残業をしなくても、どの仕事も滞らず、経済が回る方法を生み出す事なのだが……。