北川景子の父親が幹部を勤める、三菱重工の兵器開発部門の実態とは?
北川景子の父親は、三菱重工の…
私個人として、納得と驚きの報道だった。
「彼は現在、三菱重工の防衛・宇宙セグメントのナンバー2。戦闘機や戦車を開発・製造し、自衛隊に納める、いわば日本の防衛産業のトップシークレットを握る立場にあるんです。
いずれは、同部門のトップになると見られています。こうした父親の仕事柄もあって、北川さんはお父さんについて喋りたがらないのではないでしょうか」
三菱の社員がこう語り、
「息子(北川の父親)はもともと口数が少なくて、景子のことも全然話してくれないんですが、部署が変わるたびに名刺はくれます。2年前の景子の結婚式の時にも名刺を渡されて、そこには確かに(三菱重工の)『防衛』と、あと『宇宙』って言葉もありました。それまでは神戸造船所の配属で、ずっと潜水艦を作る仕事をしていたんですよ」
北川景子の祖母が、こう語る。
元首相の孫の嫁として、申し分ない家柄と育ち、美貌と立ち居振る舞い。
全てが納得だ……。
三菱重工と兵器開発
そもそも日本は、武器や兵器を製造したり、輸出したりして良いのか。
2014年4月1日、安倍政権は「武器輸出三原則」を撤廃し、新たに「防衛装備移転三原則」を決定した。
これはつまり、武器を防衛装備と言い換え、輸出を移転と言い換え、武器輸出を国家として推進する、ということだ。
国家安全保障会議(NSC)での審議の末、武器の輸出(武器の海外移転、他国への売却や貸与・無償供与と言い替えてはいるが、実質的には輸出。後出の『移転』は、全て輸出と捉えて良いと思う)は、同2014年から既に行われている。
その中で、三菱重工が関わったものとしては、
・PAC-2のシーカージャイロ
(開発元である、アメリカのレイセオン社と契約して製造。アメリカが中東のカタールにPAC-2を輸出する為に、日本に製造を依頼したもので、2014年7月17日に、アメリカへ移転)
・シーカーの技術情報
(イギリスの空対空ミサイルに、三菱電機の目標を探査・追尾する技術を組み合わせる為の、共同研究の為、2014年7月17日に移転)
・潜水艦の技術情報
(オーストラリアとの、潜水艦の共同開発の為。一時は三菱重工と川崎重工が建造している「そうりゅう型」潜水艦が最有望に浮上という報道もあったが、最終的にはフランス政府系造船会社DCNSに決まった。2015年5月18日に移転)
この他にも、
・ミサイル防衛レーダー
(三菱重工・富士通・アメリカ企業での共同開発を検討、2017年5月23日 ニューズウィーク)
・イージスシステムのレーダー
(米レイセオンと三菱電機、米ロッキード・マーチンと富士通の2陣営がそれぞれ、弾道ミサイル防衛の要であるレーダーの共同開発を検討)
・インドのディーゼル潜水艦
(6隻を新造する計画に、三菱重工、川崎重工が注目、2017年7月25日 時事ドットコム)
・航空自衛隊の防空レーダー
(輸出手続きに関して、製造する三菱電機が入札に参加、政府承認。2018年3月11日 日経)
多い……。
日本の武器輸出事情
三菱重工は、川崎重工と並び、兵器の製造や開発に力を入れており、それは国防上必要な事ではあるが、他国の兵器まで製造するというのは…。
しかも、政府の承認を得て、いや、むしろ後押しをされながら、関連施設の建設や保守・運用も付随させ、パッケージ型として輸出するというのは……。
2014年4月、安倍政権は「防衛装備移転三原則」を決めて、自由に武器輸出をできるようにした。
これにより、防衛装備のインフラ輸出は進み、川崎市のとどろきアリーナでは、これまでイスラエルで開催されていた軍事エキスポまでが開催された……はずなのだが、その詳細情報が、驚くほど上がってこない。
出てくるのは、反対運動の情報ばかりだ。
いったい、何が起きているのか。
日本はこのまま、死の商人に加担していくのか。
ただ、アレルギー的に兵器の製造や輸出を批判しては、違う所に思わぬ歪みが生じてきそうな気もする。
兵器を扱う企業は、三菱だけではないから、もっと深く掘れば、もっと多くの輸出…いや、移転と言い換えるのか?
それらの情報が出てくるはずだ。
それは、北川景子なら、父親に聞く事ができるのだろうか。
これは沈黙していたわけだ……と思った。
芸能人の家族情報としては、元首相の孫と同レベルに重過ぎる。
その重荷を、二人で分かち合ってこその円満ぶりなのだろうか…。