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円形脱毛症のアイドルpippi、小人症のバーレスクダンサーちびもえこ…「見た目問題」を抱える若者達

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 朝日中高生新聞が母体の、若者向けニュースサイト『withnews』。

 中高生限定の「見た目問題」トークイベント開催に向けて、様々な問題を抱える若者へのロングインタビューの連載をしており、最新の『円形脱毛症のアイドルpippi』さんの記事で、22回目になる。

 更新のたびに、ネット上で話題になるが、実際にこのトークイベントに、どれだけの人が足を運ぶのか。

 ネットで『見る』のと、実際に『会う』のとでは、天と地ほどの差がある。ネット上では理解を示すことができても、いざ目の前に立てば、悪意はなくても『本当の理解』の足りなさから、相手を傷つけてしまうかもしれない。

 目に見える障害と、目に見えない障害。

 どちらが大変かを断ずることはできないが、やはり見た目でわかるものの大変さというのは、その人にしかわからない苦しさがあると思う。

 そうでない者にできることは『知ろうとすること』、まずは、そこからだろうか。

 

『見た目問題』を抱える若者達

 この連載は、朝日新聞記者の岩井建樹氏が行なっている。

『顔の変形やマヒ、傷痕など、外見に症状がある人が学校でいじめにあったり、結婚や就活で苦労する「見た目問題」を継続的に取材しています。通称「見た目記者」』

 聞くのが難しいが、聞かない気遣いも傷つけてしまう問題に、優しく寄り添い、本音を引き出す様子を見ると、このくらい深く理解できればと、羨ましくなると同時に、私自身の理解の浅さを痛感する。

 彼らを一番傷つけるのは『わかったふり』。

 それをしていないかと、不安になってしまうのだ。

 岩井氏の、見た目記事の一覧はこちら。

岩井 建樹の書いた記事一覧 - withnews(ウィズニュース)

 知ることが理解への第一歩だと思い、私は読んだが、興味がないなら、無理に読むことはないと思う。

 面白半分や怖いもの見たさで近づくくらいなら、いっそのこと、無関心であってほしい。そう思うほどに、この問題はデリケートだ。

 以下は、この連載の先にあるイベントの告知。

 

『見た目問題』トークイベント

 中高生のみなさんを対象に、特徴的な外見のゲスト3人と交流し、見た目について考えるトークイベントを開きます。それぞれのリアルな体験や思いを語ってもらい、前向きに生きるためのヒントを探ります。参加は無料です。

■日程

3月23日(土)14:00~17:00(13:30開場)

■会場

朝日新聞メディアラボ渋谷分室(最寄り駅:JR渋谷駅 徒歩10分)

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目19-21

■定員

30人(事前申し込み制・先着順・高校を今春卒業の方もご参加いただけます)

■ゲスト

単純性血管腫の三橋雅史さん

37歳公務員。顔に大きな赤あざがある。高校生の時は友達がいなくて孤独だった。自転車の旅を転機に前向きになれた

アルビノの神原由佳さん

福祉施設で働く25歳。生まれつき肌や髪の毛が白い。ずっと外見に違和感があったが、少しずつ誇りに思えるようになった

トリーチャーコリンズ症候群の石田祐貴さん

26歳の筑波大大学院生。小さなあご、垂れ下がった目が特徴。中学時代、引きこもりを経験。小学校などで体験を発信している

■プログラム

・ゲスト3人のトーク

・参加者全員で意見交換&アンケート

■申し込み

朝日新聞社応募フォームより

2019年3月20日(水)23:00締め切りです

■持ち物

筆記用具

■注意事項

※イベント当日は記録用、HP掲載用などのために写真撮影をさせていただきますのでご了承ください

※withnewsのほか、朝日中高生新聞の取材が入ります

※会場までの交通費は自己負担でお願いします

■共催

朝日新聞社withnews/NPO法人マイフェイス・マイスタイル(MFMS)

■協力

朝日中高生新聞

■問い合わせ先

withnews編集部(担当・河原)withnews-support@asahi.com