米軍「日本向けのイージスアショアの試験機、ハワイに建てるからお金出して?」の不思議
ここで金を出したら、今後アメリカが何かを開発するたびに、
「日本を守るために開発したから、今回もお金出して♪」
と、なりそうで怖い。
開発費だけ払わされて、
「開発内容は軍事機密だから言えないんだ!」
とかだったら、超ナメてる……が、言われそうな気がバリバリする。
そもそも兵器開発だの試験機建造だのの費用を負担すること自体、
「うち、戦争放棄してるんだけど…」
なのだが、F35機を100機ほど買うお約束もしてるっぽいので、説得力もなく……。
私が習った日本史に間違いがなければ、日本は世界で(核実験を除いて)唯一の被爆国で、軍隊も持たないことになっていたと思うのだが……、
そうか、そっと書き換えた奴がいたんだったね…。
レーダー試験施設の費用を日本から!
政府が国内への配備を決めた地上型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」をめぐる動き。
搭載される新型レーダーの試験施設の建設費用負担を、アメリカ政府が日本に求めていることがわかった。
政府は「イージス・アショア」に搭載するレーダーとして「LMSSR」を選定したが、まだ搭載された実績がない。
そのため、アメリカ側が日本の費用負担でハワイに試験施設を建設するよう求めていることがわかった。
「イージス・アショア」の費用は2基で総額6,000億円以上になると試算されているが、試験施設を建設すれば、さらに膨れあがる可能性がある。
(引用元 https://sp.fnn.jp/posts/00413661CX)
ものすごい屁理屈である。
こんなん言って通ると思っているあたり、めちゃくちゃ信頼関係があるか、めちゃくちゃナメられてるかで、なんでも許してくれる感を持たれちゃってるとしか思えない。
6000億円以上の費用というのは、当然、我々が支払った税金から供出される。消費税を上げられると決まっている、我々が支払った税金から供出される。
結局はそれを許してしまいそうなところが、なんとも情けない。安倍政権の圧力は、国内にのみ有効な模様である。
イージス・アショアとは
そもそも、イージス・アショアとは何なのか。
イージスという名前から予想がつく人も多いと思うが、簡単に言えば、これは『陸上に建てた、移動できない、イージス艦』である。
日本を攻撃するべく向かってくるミサイルを撃ち落とせる、迎撃ミサイルを備えた戦艦『イージス艦』。
その、迎撃システム(向かってくるミサイルを探知し、それを迎撃するためのミサイルを発射するシステム)だけを、陸上に配備したものが『イージス・アショア』だ。
政府は2023年度中に、2基の導入を目指しており、配備する目的は、
・中国でも巡航・弾道ミサイルの高性能化が進んでおり、対北朝鮮防衛施策の名で、対策を進めておきたい(かもしれない)。
故に、配備候補地は、
と、なっているが、当然反対運動もある。
・有事の際、攻撃目標になる可能性がある。
・取得費用、1基1,000億円×2基。
・ミサイル探知のレーダーが電磁波を発生する為、健康被害が懸念される。
この、探知のレーダーが、冒頭のニュースにある『イージス・アショアに搭載を決めたけど、まだ実績がないから、日本の費用負担でハワイに試験施設を建設させてね!』とアメリカに言わせているレーダー「LMSSR」である。
なんで?
そんな金出すなら、現行のレーダーのままでいいよ?
と言いたいところだが、言えないんだろうなあ……。
いや、でも言ってくれよ…。