発効されたTPP…環太平洋パートナーシップ協定…って、なんだっけ(汗)な時のための解説。
いきなりくるなあ…という印象。
いや、予告はあったけど。
結局、民意なんてお構いなし。
これは後々、消費税以上に叩かれる事案だと思うのだが…。
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)30日発効!
日本など11カ国が参加する環太平洋パートナーシップ協定(TPP)が30日発効した。
世界の経済成長をけん引するアジア太平洋地域に、域内人口5億人超の巨大な自由貿易圏が誕生する。
加盟国産の農畜産物の関税が撤廃または引き下げられるため、消費者には小売価格の低下を通じて、より安価に食料品が手に入ることになる。
(引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181230-00000000-mai-bus_all)
これを見て、そもそも自由貿易ってなんだっけ?とか聞いちゃわないように、ここにコソッとメモしておく。
自由貿易圏(FTA - free trade area)とは
関税や輸入数量制限などの貿易障壁を相互に撤廃した国や地域の集団。
・ASEAN自由貿易地域(AFTA)
・欧州経済領域(EEA)など。
今回に関しては、国の集団、ということになる。
日本ではこれまで、限られた地域で行われていた自由貿易を、全国区、ほぼ全商品にした形だ。
では、その限られた地域とは…
これまでの自由貿易地域
外国から輸入した貨物を、通関手続きを経ることなく保管し、加工・製造・展示等を行うことができる一定の区域。貿易や外国企業の誘致を促進するために国が指定する。
港湾や空港に隣接して設置され、域内に立地する企業は税制上の優遇措置などを受けることができる。
・輸出加工区(EPZ:export processing zone)
・保税加工区(BPZ:bonded processing zone)
・自由港(free port)
などの名称で呼ばれるものもある。
日本では、沖縄県の那覇市に自由貿易地域、うるま市に特別自由貿易地域が設置されている。
加盟する国
・日本
・メキシコ
・カナダ
・オーストラリア
・来年1月14日の発効で、ベトナム
・早期発効を目指し、マレーシア、チリ、ペルー、ブルネイ
TPP発効により起こる事
発効に伴い、
・牛肉や豚肉のほか、チーズや果実など幅広い農畜産物の関税が引き下げられる。
・加盟各国が工業製品の関税を引き下げるため、自動車・部品などの輸出増が見込まれる。
・外資規制緩和や電子商取引などのルール整備も行われ、日本企業が海外展開しやすくなる。
・加盟国全体で99%の品目の関税が最終的に撤廃される予定。
・日本の関税撤廃率は農林水産品で約82%、全品目ベースで約95%となる。
(参考 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181230-00000000-mai-bus_all)
国内農業は生産減が懸念されている。
TPPと、来年2月1日に発効する欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)対策として、政府は農家の経営支援策を実施する……が、支援の必要が生じるような政策、アメリカと一緒に抜けちゃえばよかったのに…。金魚の○としての、腕の見せ所だろうよ…。
茂木敏充経済再生担当相は28日の記者会見で
「世界的に保護主義が台頭する中、日本がリーダーシップを発揮して自由で公正なルールを確立するとともに巨大な経済圏を作る」
と語った。
レーダー当てられてるけど大丈夫かな…。でかい事案を抱えすぎなんじゃ?
来年の今頃、農家は、畜産家は、どうしているのだろう…。
私は国産しか食いませんよ。
国産サイコー!