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NHKが値下げ発表!でも公共放送が有料って当たり前なの? 他の国の受信料は?

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 NHKの受信料値下げのニュースに一瞬喜んでしまったが、考えてみれば、NHKは公共放送なのに、有料放送である。

 公共放送である以上は、全視聴者に対して平等であってほしいし、公共の福祉の為、文化的な生活の維持と向上のためであってほしい。

 具体的には、年齢や所得による情報格差、学歴の格差を埋めるものであってほしい。

 なのに、有料放送。

 税金じゃなくて、半強制の受信料で成り立ってる。

 これって、いいんだっけ?

 

NHK、受信料2・5%値下げ検討 平成32年度

 NHKが、平成32年度に受信料収入の2・5%分を値下げする方向で検討していることが21日、同局関係者への取材で分かった。来年10月の消費税増税分2%もNHKが肩代わりして受信料額を据え置き、実質的に2段階の値下げとなる見込み。27日にも最高意思決定機関である経営委員会(委員長・石原進JR九州相談役)に提示し、議決を得た上で来年度予算に盛り込む。

 口座振替かクレジットカードで2カ月ごとに支払う場合の受信料は現在、地上契約が月1260円、衛星契約が2230円。2・5%の値下げが実施されれば現行から月数十円程度の減額になる。増税据え置き分と値下げ分を合わせると、実質的な減額は最大100円程度になるとみられる。

 NHKの上田良一会長は10月、受信料の引き下げ方針を表明し、下げ幅や実施時期も年内に公表するとしていた。NHKが来年度中の開始を目指すテレビ番組のインターネット常時同時配信をめぐり、総務省有識者検討会が実施の条件として受信料の見直しなどを求めていた。

 NHKの29年度決算では、受信料収入は前年度比143億円増の6913億円と4年連続で過去最高を記録。30年度上期の中間決算でも受信料収入は3553億円で中間期としては5年連続で過去最高だった。

 値下げは、受信料収入の7%分を下げた24年10月以来で、現行制度が確立した昭和43年以降では2度目となる。

(引用元 https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.sankei.com/entertainments/amp/181122/ent1811220002-a.html%3Fusqp%3Dmq331AQGCAEoAVgB

 ここで疑問が。

 国営放送と公共放送に、違いはあるのか、だ。

 

【国営放送】

国家が資金を捻出し運営する形態で防衛上や軍事上の理由で情報統制が必要な場合や政治プロパガンダのために用いれる形態。

 有名なのは、VOAアメリカ)、中国中央電視台、Russia 1、朝鮮中央放送、France24など。

【公共放送】

 国家以外の組織が運営する非営利目的の放送組織で、その財源は受信料・広告料・国家が捻出する補助金・行政機関が捻出する交付金・寄付金など多岐にわたる。

 有名なBBCNHKは財源を受信料と国が負担している。また放送大学も公共放送。

 KBSやZDFは補助金のかわりに広告を入れるが、中にはスウェーデンのSVTのように、受信料のみで運営したり、カナダCBCのように寄付金のみで運営したりする場合もある。

 NHKの場合法的に公共放送だが、NHK放送技術研究所は国家による命令で開発が可能であり、国家予算から割かれるため厳密には異なる。

 また、戦前の経緯やNHKの国会招致などを併せ公共放送という扱いに疑問視する人もいる。

(参考 https://jp.quora.com/公共放送と国営放送の違い)

 国営にしろ公共にしろ、みんなのためのものである事は変わらない、と言い切ってほしいが、なかなか疑問が多い。

 では、世界の『国営』『有料』を謳っている放送局は、どのくらいあるのだろう。

 

世界の公共放送局

日本 NHK

イギリス BBC

デンマーク TV2

スウェーデン SVT

ノルウェー NRK

フィンランド YLE

韓国 KBS

ドイツ ARD,ZDF

フランス チャンネル2,3、4,5

イタリア RAI

アイルランド RTE

オーストラリア SBS

スペイン RTVE,SEPI

ニュージーランド、TVNZ

 

 かなりある。

 しかも、質の悪いものもあるようで、

「イタリアにもあります。それも結構な額を・・・(泣)。

そのくせなぜか民間のCMも番組の途中にバンバン入ります。

もちろんドキュメンタリーなどのいい番組もあるのですが、ほとんどが高額の賞金のクイズ番組や半裸ともいえるダンサーが踊るバラエティー・・・・。こんなのに受信料が消えているのかと思うとむっとします(特にクイズ番組の賞金・・・「あ~私のお金が~!!」)」

(引用元 Yahoo!知恵袋

 なんて国もある。NHKは、かなり良い方なのかもしれない。

 あとはその『良い方』に、いくらまで出せるか、という話である……。