火災があった明治神宮は、おみくじがない神社。その代わりに…
明治神宮や、靖国神社から出火すると、他の神社仏閣の火災よりも、なぜかドキッとしてしまう。
逸話もいわくも、多すぎるのだ。
明治神宮の倉庫から出火
18日午前、東京・渋谷区にある明治神宮で、倉庫1棟が焼ける火事がありました。けが人はいませんでした。
午前7時前、渋谷区代々木神園町にある明治神宮で、2階建ての倉庫から火が出ました。東京消防庁のポンプ車など19台が駆けつけ、火はおよそ1時間後に消し止められましたが、倉庫1棟、200平方メートルが焼けたということです。この火事によるけが人はいませんでした。
明治神宮などによりますと、倉庫は一般の参拝客が訪れることのできない場所にあり、行事に使う提灯やテントなどの資材が置かれているということです。
倉庫は火の気がない場所で、警視庁と消防で出火した原因などを調べています。(18日12:41)
明治神宮とは
明治神宮(めいじじんぐう)
※ 正式な表記は「宮」の「呂」の中間の線が入らない『明治神宫』
所在地:東京都渋谷区代々木神園町1番1号(22万坪(約73ヘクタール)
※ そのほとんどが全国青年団の勤労奉仕により造苑整備されたもの。
※ の木々は全国よりの献木を植樹。
例祭:11月3日(明治天皇御誕生日)
主要施設
・宝物殿(明治時代の宮廷文化を偲ぶ御祭神ゆかりの御物を陳列する)
・武道場至誠館(御祭神の大御心を通じて健全なる日本精神を育成する)
焼失の歴史
燃えたことがあったよな…と調べてみると、太平洋戦争だった。
1945年(昭和20年)
・太平洋戦争時、アメリカ軍による空襲によって、神宮本殿焼失。
・境内の旧御苑入口付近にあった、代々木の地名の起源でもあるモミの巨木「代々木」も、空襲の際に高射砲によって撃墜されたアメリカ軍機・B29の直撃を受け、焼失。
・隔雲亭、アメリカ軍による空襲によって焼失。
1966年(昭和41年)
7月22日に大鳥居が落雷によって破損。
新たな鳥居を1975年(昭和50年)12月23日に建立。2代目の大鳥居も初代同様、台湾の阿里山連峰の大檜が用いられ、落雷した鳥居は氷川神社の二の鳥居として翌年移設された。
つい不審火を疑ってしまったが、靖國神社ほど闘争の対象とはなっていないようだ。
燃えた、という印象は、ほとんどが空襲によるものだった。
おみくじがない神社
言われてみれば、という感じなのだが、明治神宮には、おみくじがない。
代わりに、くじを引き御製や御歌(明治天皇・昭憲皇太后が詠んだ和歌)を「大御心」として授かれる。
大御心を授けられた参拝者は、これを持ち帰り折に触れ詠み返すものとされており、おみくじのように境内に結んで残すことはしない。
また、御製や御歌とその解説文のみしか記述していない為、吉凶も存在しない。
そのため多くの神社に見られる「みくじ掛」も境内に存在しない。
(引用元 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/明治神宮)
おみくじよりも、こちらの方が、なんとなく好みだ。神社に行って凶を引いて、がっかりして帰るよりも、和歌をもらった方が嬉しい。
今年は台風による塩害で、海のそばのイチョウは葉を落としてしまったが、神宮外苑なら楽しめるだろうか。
火災で大変な時だからこそ、和歌を頂きに行きたくなってきた。