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『しょうがっこうがだいすき』作者の父親は、メディアに多数露出のあの人だった!

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 心理学の先生や、ベテラン教師も頼りになるけど、学生の事は現役の学生に聞くのが一番いいのかもしれない。

 小学生のことは、小学生に……。

 

小2が出版『しょうがっこうがだいすき』

 岐阜市の小学校2年の秋元ういさん(8)が小学校入学前後の子どもに向けて学校生活を楽しむノウハウを書いた小冊子「しょうがっこうがだいすき」が話題だ。

 授業中に叫ばない練習をする、話しにくい子には手紙で気持ちを伝えるなど、少し先輩が贈る異色の読み物は、一時、ネット通販サイトの子ども向け本のランキングで1位に。秋元さんは「入学前にこの本を読んで、準備をしてもらえたら」と話す。

 冊子では、学校が大好きになるために小学生になるまでにやるとよいことと、なってからやるとよいことの計16項目を紹介。

「じぶんがしゃべりにくいなあとおもっているこは、あいてだってしゃべりにくいっておもっているよ」と、自身の経験などを素朴な言葉でつづっている。

 執筆のきっかけは昨年、父親がビジネス書を出版してテレビに出演したこと。

「本を出したら新聞やテレビに出られ、友達がたくさん増える」と考えた。

 学校生活で普段心掛けていることや入学前に準備して役立ったことなどを書き出し、半年かけてタブレット端末に原稿を打ち込んだ。製本して9月に100部をネットで販売。すぐに売り切れ、重版した。秋元さんは「こういう本は今までなかったから、興味を持ってくれた」と胸を張る。

 秋元さんは近く他県へ引っ越すが、「本を出したし、みんなが覚えていてくれるといいな。新しい学校でたくさん友達をつくりたい」と笑顔で話す。A5判40ページ、500円(税込み)。

(引用元 https://www.gifu-np.co.jp/news/20181005/20181005-79294.html

 

自分が知っている事を伝える

 ハウツー本は、自分の得意分野、専門分野、知識を売るものだが、それを子供がやったというのが凄い。

 優しさが〜とか、アイディアが〜とか、国語力が〜とかは勿論だが、この子の凄いところは、

『学校を楽しむ方法がある』

『自分はそれを知っている』

 この自信と、それを一人じめせずに、これから入学する子達に伝えようとする優しさ、そして、その伝える手段を、父親の姿から盗んだこと。

 この子は、問題解決能力が高いのか、周りをよく見て学び取るのがうまいのか…。

 きっと、転校しても、うまくやれるだろう。

 ただ、この出版について、ちょっとできすぎている感がある。良いPがついてる感。

 それは……

 

父親がプロデューサー

 ういちゃんのお父さんを調べると、かなりガチなビジネスマンだった。やっぱりな。

 Twitterやブログへの投稿も活発で、メディアも好きそうな感じの人だ。

 

名前:秋元祥治(あきもと しょうじ)

生年月日:1979年12月15日

最終学歴:早稲田大学 政治経済学部(中退)

職業:岡崎ビジネスサポートセンター OKa-Biz センター長、 NPO法人G-net 理事(創業者) 、早稲田大学社会連携研究所招聘研究員、慶應義塾大学SFC研究所 所員

2001年より、人材をテーマにした地域活性に取り組むG-netを創業、2003年にG-netを法人化。

15年8ヶ月にわたる代表理事を2016年5月末日で退任し、現在は理事に就任。

2013年には、中小企業の経営相談や起業支援を目的とし活動を岡崎で行っている

OKa-Bizのセンター長に就任。

4年半で目標の4倍以上となる9,500件超の来訪相談に加え、800件超のメディアへの露出・約170件の視察の受入。

常設型自治体主導のf-Bizモデル全国初の事例として、注目を集める。

また、Ama-biZ(天草市)やSeki-Biz (関市)など、

全国に広がる「Bizモデル」の開設・運営支援をf-Biz・小出さんと共に進めている。

祥治氏は、地域活性に尽力していて、大きな貢献も。

受賞歴には、

内閣府「女性のチャレンジ支援賞」「ニッポン新事業創出大賞」支援部門特別賞、「地域活性化伝道師」等。

中小企業庁よろず支援拠点事業全国本部アドバイザリーボード

中小企業庁「認定支援機関連絡協議会WG委員」等、公職も多数務める。

 

 素晴らしい。

 素晴らしいが、ういちゃんの出版が、彼女自身の意思である事を祈る。

『本を出して有名になる』『みんなに覚えてもらえる』は、良いことばかりではない。

 今は良くても将来的に、ういちゃん自身の人間関係に響く場合がある。

 お父さんは、そこまで教え、覚悟させた上で、出版させたのだろうか。自身のプロモーションの為という私心が僅かでも入っていたのなら、人として……という話になってくるのだが。