大塚和成のビジネスニュース斬り

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アメリカはSpaceXの宇宙旅行。イタリアに宇宙船用の空港建設中。日本は?

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先日、米ロケット企業SpaceX(スペースX)が、2023年以降に初飛行を開始する目標の民間月旅行の計画を発表し、最初の搭乗客が、日本のファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」スタートトゥデイの前澤友作社長であることが周知されたが、この、民間企業の宇宙旅行サービス、計画しているのはSpaceXだけではない。

一基の宇宙船にとどまらず、より大きなターミナルを計画している企業がある。

 

イタリアの宇宙空間計画?

ヴァージン・ギャラクティック社は宇宙へ観光客を送りたいと考えており、イタリア最大の航空宇宙会社2社との間にパートナーシップを結んだという発表は、その行先を救うことになるのかもしれません。

 アメリカ大手IT系メディア「The Verge」によれば、ヴァージン・ギャラクティック社は最終的に宇宙船専用の基地をイタリアに建設することを望んでいるようです。

宇宙船は、無重力を経験してみたい顧客へ、または高度環境や無重力環境下に置いて実験を行うことを望む顧客への提供を予定しています。

 野心的な功績を引き出すために、ヴァージン・ギャラクティック社は新しいパートナーであるアルテック社(イタリア宇宙機関)と、シータエル社(イタリア最大規模の民間宇宙会社)からの援助を募っています。

「イタリアは常に人間の経験を形作った偉大なイノベーターたちや画期的なアイデアに置いての発祥地です」と、ヴァージン・グループの創設者リチャード・ブランソン氏は語ります。

(引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180923-00010009-esquire-life

ヴァージン・ギャラクティック (Virgin Galactic) は、イギリスの多国籍企業で、低価格と高サービスを売り物に音楽、映画館、航空旅行、鉄道、金融など多くの分野に進出しているヴァージン・グループのうちのひとつである。

日本人には、ヴァージン・レコードが一番馴染みがあるかもしれないが、このヴァージン・ギャラクティックも、会長のリチャード・ブランソンが設立したグループ会社で、宇宙旅行ビジネスを行っている。

所有している「VSSユニティ(VSS Unity)」という宇宙船が、まだ宇宙に到達していないというのは心許ないが、このVSSを実用化させて、地球大気圏に戻る前の数分間、乗組員を無重力状態へ連れて行くことを計画しており、その旅行は25万ドルのチケットにもかかわらず、すでに700人位の希望者が予約済み、とのこと。

 

一方日本は

日本では、探査衛星『はやぶさ2』の、リュウグウ到達と、こうのとりの打ち上げ成功がニュースになったばかりだ。

私はここ数年、JAXAの相模原キャンパスと、筑波キャンパスの一般公開に行っているので(今年は台風で中止だったが)、リュウグウの名前の募集や、種子島に送られるイプシロンの見学会などに、幸運にも参加できていたのだが、宇宙旅行という華やかなイベントに比べると、日本の宇宙開発は、地味に思われるかもしれない。

だが、これは大きな誤解である。

日本がペンシルロケットの開発に力を入れるのは、種子島から打ち上げると、すぐに太陽光を浴びて発電が可能な『昼の軌道』に乗せやすいからだ。

これは、『夜の軌道に到着してから、昼の起動まで移動する分の燃料が不要』ということなので、その分、違う荷物を載せられる。日本はそこに、他国の通信衛星や探査衛星を載せて、宇宙の軌道上まで運ぶ『宇宙への宅急便ビジネス』で稼ごうとしているのだ。

人の命と、衛星の開発費、どちらが重いかは比べるべくもないが、私は宇宙旅行ビジネスよりも、宇宙宅急便ビジネスの方を応援したい。生み出す利益は、旅行よりもより大きく、有意義なもののように思える。

と、いうわけで、まずは、はやぶさ2の荷物に期待してみる。